最近、「パワーハラスメント」「セクシュアルハラスメント」「マタニティハラスメント」等の言葉が新聞記事にも踊るようになりました。

これらの「職場ハラスメント」は、職場内で業務と無関係に、人格を誹謗中傷するような発言を浴びせられたり、逆に継続的に無視をされたり、職場での上下関係を利用して理不尽な対応をされたりといった、職場における人間関係の「歪み」から発生する問題です。

職場が多様な性格・道徳観の人間の集まりであるために、職場における人間関係を良好に保つことは難しいものですが、こうした「職場ハラスメント」は、具体的な事情に照らし、法的にも違法であるとして、「職場ハラスメント」を行った相手方に対し、損害賠償が認められることがあります。

また、そうした職場環境を放置したままの会社にも、法的な責任が認められることもあります。近時の裁判例では、「職場ハラスメント」について、会社側に厳しく責任を問う傾向にあると言えます。

毎日相当の時間を過ごす「職場」の環境は、勤務労働者にとって、人生を左右する重要な要素であり、我慢するだけでは、問題が解決しないことも多くありません。
また、こうした「職場ハラスメント」を行う人間には、こちらが対抗してきちんと声を上げないと、どんどんエスカレートするという傾向もあります。

事実関係をきちんと伺い、違法なハラスメントだとなれば、法的に対処する方法がありますので、職場で辛い毎日を過ごされているのであれば、泣き寝入りすることなく、まずはご相談ください。