学校生活に関する相談

学校生活に関する相談

学校生活に関する相談

 ご自身が学校生活を送っておられる場合でも、お子さんが学校生活を送っておられる場合でも、学校(キャンパス)では様々な問題が起こり得ます。

学校側との問題

学校側との問題

 例えば、それなりの正当な理由があって、学校の規則に従わなかった(従えなかった)のに、学校から不当な処分(留年・停学・退学)を受けたという場合、あるいは、軽微な理由にも関わらず、非常に重い処分を受けたという場合、何もできず泣き寝入りするしかないのでしょうか?
 あるいは、お子さんが、教師から体罰を受けたという場合、どういう手段をどの順番で採るべきでしょうか?

 学校(特に大学)にはそれぞれ「建学の精神」といった個性がありますから、学校内の生活をどのようなルールで規律するかについては、各学校に相当に広範囲な裁量が認められています。
 しかし、当然のことながら、ご自身やお子さんにも憲法上「教育を受ける権利」があることからも明かなとおり、各学校の裁量判断も無制限に認められる訳ではありません。学校の行き過ぎた処分は「裁量の範囲を逸脱した」「裁量の範囲を濫用した」として違法・無効になることもあります。
 また、教師による「体罰」の問題も、速やかに対応しないと、当事者にとって重大な結果を招きかねません。
 教師による「体罰」は、場合によっては民事上のみならず刑事上の問題になることもあります。
 いずれにせよ、法律的な観点からのアドバイスを受けて、どういう手段を採ることが可能か、あるいは採ることが適切かを決める必要があります。

学生(生徒)間の問題

学生(生徒)間の問題

 近時大きな問題になっているのが、いわゆる「いじめ」の問題です。
 「いじめ」の問題は、法律だけで全てを解決できるものではありませんが、お子さんの様子から見て明かに他の学生(生徒)との間に問題を抱えているにも拘わらず、学校側がきちんと対処をしてくれないなどという場合、親御さんとしては、お子さんの生命・身体を守るためにどういう手段を採ることができるか、できるだけ早い段階で検討し行動することが重要です。
 こうした問題は、①判断の微妙な法律問題を孕んでいる上に、②学校・家庭・警察・その他の諸行政機関との連携が必要となる場合が多いことから、できるだけ早く弁護士に相談して、法的アドバイスを受けるとともに、どのようなアプローチをすべきか、迅速に判断する必要があります。

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